「簡単に稼げる」アルバイトにご用心!

~クレジットカード犯罪に巻き込まれる留学生が急増中~

 

 

 

 

 「簡単にお金を稼げる」といった触れ込みで留学生のアルバイトを募集し、不正な犯罪に関与させる手口が最近急増している。違法な手段で取得したクレジットカード情報を使って購入した商品を、留学生に受け取らせたり、留学生を通じて他の住所に転送させたり、或いは現金自動預け払い機(ATM)で現金を引き出させるケースが目立つ。いずれも首謀者グループだけでなくこれらの行為にアルバイトとして関わった留学生も多数逮捕されており、先に京都府内では「小遣い稼ぎ」感覚でグループに加わっていた8人が自首するなど、全国的に同様の事例が後を絶たない。主要なクレジットカード会社16社で組織する全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会では、目下警察庁と連携しながら、カード犯罪抑止の取り組みに力を入れている。

 関係者によれば、首謀者らは主としてインターネットやEメール、携帯電話のショートメール等の手段で対象者を勧誘したり、SNSを始めとした交流サイト、新聞広告等を通じ「高給アルバイト募集」などの呼びかけをしてくることが多い。学費や生活費を賄うため少しでも割の良い仕事を探そうと躍起になっている留学生等の弱みに、巧妙な手段でつけ込んでくるため、あっさりと騙されてしまう者が少なくないという。

 前出のような「仕事」は一見単純であり、その行為自体は問題がないと判断されてしまいがちだが、不正な手段で購入されたクレジットカードによる明確な犯罪であり、後々「知らなかった」では済まされない。万一こうした活動に加担し逮捕された場合、そのまま日本に在留し留学生活を続けることはできなくなる。

 全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会では「犯罪者が仕掛けてくる様々な落とし穴にはまらないよう、『簡単に稼げる』とか『高給待遇』等を謳うアルバイト情報には、とりわけ警戒が必要だ。普段からアルバイト探しは正常なルートで、地道な努力を通じて行って欲しい」と留学生や留学生が在籍する学校関係者に対し、細心の注意を呼びかけている。